株式会社四万十ドラマ
株式会社四万十ドラマは、高知県西部を流れる四万十川中流域を拠点として活動する地域商社である。地域商社とは、地域経済を活性化するために特産品はじめ観光資源なども含めて地域を丸ごと国内外に売り込む企業や団体のことをいう。同社は、栗や茶等の四万十の農産品の出口(販路)を開拓し、納品形態に合わせた簡単な加工を地域内で行うことで、産業を興し雇用を創出し、四万十の産品をブランド化することによって地域振興のけん引役を担ってきた。四万十ドラマのこれまでの活動が評価され、2006年度には農林水産省「立ち上がる農山漁村」に認定、以来、数々の賞を受賞し、地域振興の先進地として認められている。本ケースでは、人口約2,700人(2017年6月末現在)の中山間地域に産業を興し、年間約15万人を呼び込む四万十ドラマの事例から、地域振興の中心であると同時に地方観光の核となる組織のマネジメントについて実践的な課題を検討する。