令和6年度より厚生労働大臣指定専門実践教育訓練給付金対象講座
当プログラムは、平成29年度文部科学省「高度専門職業人養成機能強化促進委託事業」の下で開発し、令和元年度 文部科学省「職業実践力育成プログラム」に認定されたプログラムです。
皆さんが将来の観光業を考える際に、その発展に大きな期待を持っている方も多いでしょう。グローバルで自由な移動、また安価で安全な移動が保証されたことで、世界規模で移動や宿泊に関する需要は増え続け、日本ではインバウンド顧客への期待が高まっています。奇しくも大阪では万国博覧会が開催され、本年度はインバウンド顧客が4000万人を超えることが確実になっています。本プログラムは、MICEを含めた幅広い集客手法を駆使して生産性を高め、成長性のある観光地を作っていく人材を育成していきます。観光とサービスに関する基本的な知識から実践的な知識まで、観光産業の経営に役立つ幅広い知識の習得が可能なプログラムとなっています。本プログラムは文部科学省の職業実践教育プログラムに認定され、ビジネススクールとも連動したものとなっています。このプログラムに参加して新たな学びにチャレンジする方をお待ちしています。
関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科 教授 山本昭二
宿泊業は人が移動し、人が集まることで価値を生み出し、産業としての規模も増大してきました。宿泊、料飲、宴会などに代表される商品はどれを取ってもこの条件によって成り立っています。余暇の増大やグローバル化は、こうした条件を拡大し、宿泊業も規模を拡大してきています。観光業は我が国の基幹産業であり、観光人材を育成する上で地域に根ざした戦略を持ち、グローバルに展開する能力の重要性が益々高まっています。折しも関西では万国博覧会が開かれており、MICEの重要性を実感しています。コンベンションシティを標榜する神戸での実践も皆さんのお役に立てればと思っています。是非、このプログラムに参加をして次世代の観光業の担い手となって貰えればと思います。
株式会社神戸ポートピアホテル 代表取締役社長
中内仁
「MICE・地方観光人材育成プログラム」は、平成29年度 文部科学省 高度専門職業人養成機能強化促進委託事業が母体となり開発された新しい社会人向けの教育プログラムです。専門職大学院における高度専門職業人の養成機能の強化が求められるなか、本プログラムは、特定分野を牽引する高度専門職業人を養成し、戦略的に各産業の労働生産性の向上に寄与する経営人材を輩出することを目的した事業として採択されました。
2005年度に開校した経営戦略研究科にはビジネススクールとアカウンティングスクールがあり、産業界と連携して様々な教育活動を展開しています。関西学院大学は「Mastery for Service」をスクールモットーに掲げて社会に貢献でき国際的に活躍できる有為な人材を育成することを教育目標としています。ビジネススクールでは、この建学の理念に立ち理論と実践の融合を目指して自ら学んだ知識や技術を社会の役に立てることの出来る人材育成を行っています。本プログラムでは、宿泊に関する内容だけではなく、国際会議を含めたMICEに関して事例を元にしながら実践的な内容を学びます。インバウンド顧客への対応では、観光、小売りなどの様々な業種からの知見を含めて、地域観光の活性化に繋がるカリキュラムとなっています。