当コースは、厚生労働省「専門実践教育訓練給付金」認定事業、および文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)認定事業です。

トップページ > バックナンバー > SMBCコンサルティング株式会社関西教育事業部 グループ長 江口 晶子 様

SMBCコンサルティング株式会社関西教育事業部 グループ長 江口 晶子 様

「ハッピーキャリアプログラムでの学びと現在、そして未来」

2015年に1期生として入学して以後5年が経ちますが、学び修了したことは私の誇りであり今でも日々の仕事や生活を支えてくれています。

私の仕事は公開型ビジネスセミナーの企画、運営です。2014年に仕事でお世話になっていた関西学院大学の先生方からこのたび女性リーダーコースを開始することになったと伺い、それなら仕事で女性活躍推進セミナーも手掛けている私が学んではどうかと上司に勧められたのがきっかけで入学に至りました。当時の私は女性総合職として初めて中途採用され、社内には同じような同世代の女性がおらず孤独を感じており、また、勤め始めて8年が経ち仕事にもずいぶん慣れてきていた頃でした。

1期生として入学した仲間は13人。20代から40代まで幅広く業種も製造、小売り、広告、ITなど多種多様でしたが、みなやる気にあふれとても気持ちのいい女性ばかりでした。ここでなら自分らしく振舞え、教授からはもちろん同期生からも様々なことを学べると安堵したのを覚えています。

授業はMBAコースの教授陣が中心に授業をされるので、ビジネスの現場で起きている事例を理論で読み解く形式が中心でした。このため、単なる勉強にとどまることは無く、常に「自分が経験したあの事は理論で読み解くとどうなるのだろう」と考えながら受講していました。また、グループワークやプロジェクト形式での発表も多く、その内容は大変ながらも刺激に満ちたものでした。このような授業を受けているうちに、当初は必修科目だけ受講するつもりでしたが、一流の教授陣から少人数で丁寧に教えてもらえる、参加型・実践型の授業が多く、フィードバックも丁寧、グループワークが多く自分を客観的に俯瞰できる、良質な人脈ができることが分かり、選択科目も自費で受講することを決めました。

数多く授業を受け今でも活かしている学びは多数有りますが、特に深い影響を私に与えてくれたものが2つあります。1つめは「オーセンティックリーダーを目指せ」。オーセンティックリーダーとは近年提唱された新しいリーダー像で、倫理感が強く、自分を客観視でき、周囲に誠実に関わる姿勢をもつリーダーを言います。人間として正しい行いをするリーダーを周囲は信用し、フォローワーシップを発揮してくれると学びました。日々忙しく、ポジションパワーを使いそうな時に「オーセンティックリーダーを目指そう」とつぶやき、自制しています。

2つめはスペシャルゲストとして講義をしてくださった先輩女性リーダー達の数々の言葉。女性活躍推進が叫ばれる前に組織で働き、上級管理職に着かれた方の経験談からは仕事への強い覚悟や会社を背負うことの重圧がビシバシと感じ取れ、自分が今後昇格していく際のリーダー像が明確にイメージできました。もちろん自社内に尊敬できる上司は多数いますが、性別は男性です。「自分があの立場に立ったら・・」と想像してみてもなかなか現実味がありませんでした。先輩女性リーダーからヒントをいただいた「自分の目指すリーダー像」を手帳に書き、毎日確認しています。

修了後昇格もし、若い人材の育成に力を入れ、働き方改革を推進すると同時に過去最高益を目指して日々業務に取り組んでいます。念願であった海外の人材開発の国際会議にも参加できました。今後ますます難しい問題に直面することが多くなると思いますが、困ったり悩んだりしたらハッピーリーダーで学んだことを活かし、ハッピーリーダーで繋がった仲間に相談しながらこれからも成長を続けていきたいと考えています。