当コースは、厚生労働省「専門実践教育訓練給付金」認定事業、および文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)認定事業です。

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株式会社 新興出版社啓林館 田中 美帆 様

株式会社 新興出版社啓林館
第一教育推進部 第一課(営業)
正社員 田中 美帆

自分を前向きにしてくれる学び

ハッピーキャリアに応募したのは、27歳の春。とある新聞に目が留まり、母校の大学院で「女性リーダー育成コース」が募集されていることを知りました。ちょうど新卒で入社した企業に5年勤め、営業の仕事に、慣れとマンネリを感じ始めた時期でした。そして70年以上続く会社自体も、従来の営業スタイルが通用しなくなる変革期に差し掛かっていました。

自社だけで通用する学びではなく、理論をもとにした考え方を身に着けたい、そして他業種会社の価値観やノウハウを知りたいと思い、ハピキャリへの参加を決めました。

私からするとたった1つの新聞記事がきっかけでしたが、ここでした決断が、後に大きな学びとご縁に繋がりました。締切当日まで参加をするか非常に悩みましたが、チャレンジして本当に良かったと心から思っています。

私は、5期生の中では最年少でした。参加者は、既にリーダーポジションについている方や、次世代のリーダー候補として会社から推薦されている方、仕事と家庭を両立しながら通われている方など様々でした。講座が始まる前は、「リーダー経験のない20代の私が参加するのは、少々早すぎるのではないか?」と感じていましたが、実際に受けてみると「むしろ今でよかった!」と思える良い刺激となりました。なぜなら、私は25人の素敵な先輩方からロールモデルを得ることができたからです。

「組織マネジメント」や「アクションラーニング」等の講座内では、ペアやグループで行う活動が多々あり、「リーダーとは」「理想のチームとは」を深く話し合っていきます。クラスメイトのこれまでの人生の歩みを知り、それぞれの思いに触れることで、「こういう考え方もあるのか」「こういうキャリアの積み方があるのか」と視野を広げてもらいました。この視野の広がりは、修了後の私のキャリアイメージに大きく繋がっており、今後、私が仕事を一旦離れる場面や、キャリアを積むことに怖気づく場面が来たとしても、私は自分のキャリアを止めることなく創っていきたいと思えています。

講座内で特に印象に残っている学びは、人のコミュニケーションスタイルを4つの分類にわけた「ソーシャルスタイル理論」で、授業中も「自分がどのタイプか」という話し合いで大いに盛り上がりました。

営業をしていると沢山のお客様に出会いますが、このスタイルを踏まえて「どのように相手に接するのが心地よいか?」ということを考えて、伝え方を工夫していた気がします。

修了後、私は東京への異動を希望し、企画部・新規事業部を経て、現在は再び営業として働いております。ハピキャリで「マーケティング」や「イノベーション」という講座を受講していたことから、今までとは違った目線で自社商品をみることができましたし、会社では、実際に商品を企画していく面白さや難しさも学びました。力不足ながら、商品企画や新規事業に関わる経験を積ませてくださった会社にも、とても感謝しております。

とはいえ、あの時あれだけ大事なことを学んでいても、お恥ずかしながら普段生活する中では忘れてしまっていることも多々あります。では、どういう時に思い出すのか?それは、自分自身が苦しい時や悩んだ時です。ハピキャリで学んだこと・感じたことは、ここぞという場面で私を強くしてくれています。