当コースは、厚生労働省「専門実践教育訓練給付金」認定事業、および文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)認定事業です。

トップページ > バックナンバー > 株式会社 南都銀行 植田 恵子 様

株式会社 南都銀行 植田 恵子 様

株式会社 南都銀行
奈良北和ブロック本部 調査役
植田 恵子

乗り越えられない壁はない!

私がハッピーキャリアプログラムを知ったきっかけは、「営業部女子課」という営業職の女性コミュニティでした。次に学びたい所として多くの方から挙がったハッピーキャリアとはどんな所だろう、私も課長職になったらぜひ行きたいと思い3年の月日がたち、昇格と同時に受講を申し込みました。念願のハッピーキャリアで学べる喜びと期待で溢れて入校式に臨み、自分の気持ちを一文字で表す質問に「翔」と答えた記憶があります。

 いざ始まると、3つの壁がありました。1つ目の壁は仕事との両立。週2回の通学では、奈良からの通学は、どれだけ急いでも18時半の始業に間に合わず毎回遅刻。授業の半分を過ぎたころやっと到着ということもありました。2つ目の壁は家庭との両立。授業から帰ると急いで帰っても23時。レポート作成が土日や深夜に及ぶことも多々あり、時間管理の甘さを痛感することとなりました。3つ目の壁は自分自身。どの学びも私が経験したことのない新しい学びばかりで、授業についていくのがやっと。レポート作成の前に勉強を深める所から始まる為、全く作成が進まず、自分の視野の狭さ、勉強不足を痛感しました。

行動力には自信があったので、ともかく学んだ理論やフレームワークをすぐ実践しようと思い、10か月間ハピキャリでインプットし、すぐアウトプットすることを繰り返した結果、支店内に意識変化を起こし結果が伴うようになり、部下が実力をつけ成長する姿を目の当たりにしました。この経験から、自分の経験に理論やフレームワークが一致し、自信を持って取り組めるようになりました。またPDCAの高速回転で経験値を高めることで、どんな場面にも対応できる力も養うことが出来ました。そしてこんな私が無事学びを修了できたのは、ひとえに10か月間共に学んだ仲間、協力してくれた職場の仲間、家族がいたからです。私はたくさんの人々に支えられていることをこれほど強く感じたことはありません。

 修了してからは、転勤を重ねる毎に規模の大きい支店勤務となり、たくさんの部下育成に携わるようになりました。現在は支店を超え担当エリアでの帯同訪問、人材育成を行っております。成長を見守り伴走するサーバントリーダーシップを発揮し、大きく変化する環境下、変化に対応しながら地域の活性化に取り組むこと、また変化に強い人材育成に邁進しています。判断に迷った時はハピキャリで学んだノートを見て、方向性の確認をしています。またハピキャリ通学当時体調不良で苦しみ、私と衝突を繰り返した娘は高校で自治会長(生徒会長)になり、充実した学生生活を送れるようになったのも大きな変化です。当時ゲストで登壇された女性リーダーの先生に悩み相談をしたこともいい思い出です。

 女性が社会で活躍するにはいくつかの壁がありますが、正面から立ち向かう、周りの方の協力を仰ぐ、自分自身の力をつけることで、乗り越えられると考えます。その乗り越えられる力をつける場所、切磋琢磨し続ける仲間に出会える場所、それこそがハッピーキャリアだと思います。壁は超えるためにあり、超えられる人に現れ、もはや壁ではないことを体験し、プランドハプンスタンスを強く感じた10か月を糧に、これからも「翔」んでいきたいと思います。