当コースは、厚生労働省「専門実践教育訓練給付金」認定事業、および文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)認定事業です。

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バンドー化学株式会社 遠藤 祥子 様

バンドー化学株式会社
デジタルマーケティングタスク リーダー
遠藤 祥子

ハッピーキャリアプログラムを受講して

【受講前】今のままの自分ではいけないという焦りから受講を決意

私がハッピーキャリアを申し込んだきっかけは、自身の基幹職への昇格でした。基幹職とは、組織内で高いリーダーシップを発揮し、企業のビジョン達成のために自らが考え、それを仕掛け実行し、且つ組織のレベルアップのために人材育成を行う役割です。しかし、いざ基幹職になるとなった時に、急に自分に自信が無くなりました。入社以降、長年営業部門で販売に携わる業務を行っていた私ですが、当時は本社の間接部署に異動し1年が経ったタイミングでした。与えられた課題は粛々と実行していたものの、部門や組織を強くする、チームで成果を上げるための働きかけのようなことはほぼできていないと気が付きました。そこで自分を変えなければ、成長しなければとの思いで、門を叩いたのがハッピーキャリアプログラムでした。

【受講中】ポジティブな学友が集まる教室は、まさに「パワースポット」!

我々第6期は、総勢22名でした。最初に集まった入学式での第一印象は、「皆さん、少し“ツン”とした感じだな」と思っていました。おそらく、私もその空気を醸している一人だったと思います。何故なら「しっかり勉強して、基幹職らしく成長するぞ」と肩ひじ張って意気込んでいた私は、「ここは学ぶ場所であり、楽しんだり友達を作る場所ではない」と偉そうに考えていたのです。しかし、ハッピーキャリアプログラムは、この私の「学ぶ意識」を大きく変えてくれました。

第一回目の授業から、先生の講義を聞くだけの授業ではなく、仲間とのディスカッションを通じて自分の意見を述べるといった、参加型の授業でした。最初は少し遠慮気味だったディスカッションも、どんどん活性化し、気がついたら仲間と共に学ぶ事が楽しくなっており、授業以外でも飲みに行ったりキャンプに行ったりするような関係性になっていました。どの授業の内容も私にとっては初めての事で、興味深いことばかりでしたが、一番印象に残っているのが、最初の科目だった佐藤善信先生のクリティカルシンキングの授業です。我々のディスカッション結果に合わせて、先生が様々なケースや理論フレームワークを教えてくださいました。自分の考えが整理されたり、過去の自分の経験と照らし合わせて内省できたり、とても有意義でした。素晴らしい先生たちの授業と受講する我々の熱意で、教室はポジティブなエネルギーに溢れており、21時に授業が終わった後でも毎回元気に前向きになっている自分がいました。

【受講後】良い変化を呼び込む行動の一つが「学び」だったと考えます

2020年3月にハッピーキャリアを終え、ほぼ3年が経とうとしています。ハッピーキャリア終了後、新型コロナが流行り出した中で、社内ではデジタルを活用したマーケティング活動を強化することとなり、私は同年の10月から社内のデジタルマーケティングを推進する役割を担うことになりました。

実はハッピーキャリアの船越伴子先生の組織論の授業で書いたキャリアデザインシートの中の5年後のビジョンで私が書いた内容は、「効率的な営業体制と業務の流れを企画し、改革を実践している。当社に合うマーケティングスタイル・戦略を思い描き、関係者と議論ができている」といった内容でした。このビジョンの状態になるには、まだ未熟な点もありますが、少なくともこのビジョンに向かう仕事ができているのは確かです。ここで言いたいことは、ハッピーキャリアプログラムを受講するという「行動」が、自分のやりたい仕事に近づくという「偶然のできごと」を生み出した一つのきっかけになったと確信しているということです。ハッピーキャリアプログラムでは、学ぶことの大切さと楽しさを教わり、共に学んだ素敵な仲間を得ることができました。これからも学び続ける人生を楽しみたいと思います。