関西テレビ放送株式会社 和田 由美 様
2026.03.22
関西テレビ放送株式会社
取締役
和田 由美 様
日々の学びが、未来の自分をつくる
自分に部長なんて務まるのだろうか
2016年の夏、編成局宣伝部の部長を拝命しました。正直、「昇進」という言葉は自分には縁がないとずっと思っていました。前任の部長は、統率力があり、前例にとらわれず革新をいとわない、いわゆる理想のリーダー像。その後を引き継ぐこと自体が恐れ多く、長らく慣れ親しんだ部署とはいえ、「明日から部長と言われても…」「前部長と比べられるよな…」と、後ろ向きな思いばかりの毎日でした。そんな日々をおくる中、後輩が既にハッピーキャリアで学んでいると知った私は、すぐに話を聞き、藁にもすがる思いで申し込み。面接では私の切迫感を汲んでいただけたのか、2018年6月スタートの女性リーダー育成コース5期の仲間に入れていただくことができました。
多様なリーダー像との出会いが自信につながる
クラスでは2番目に年長だったと思います。20代〜40代の仲間と頭をひねり、悩み、「全くわからない!」と愚痴をこぼしながらも、学びは楽しい日々でした。グループワークでは、業種も年齢も異なる同期生たちと議論を交わし、優秀な方のレポートを披露していただくたびに、自分の思考の凝り固まりを痛感。組織マネジメントの講義では、各分野で活躍する女性リーダーのキャリアをうかがう機会もあり刺激的でした。そこで得たのは、「リーダーシップにはいろいろなスタイルがある。自分なりのリーダーシップを築けばいい」という気づき。それがやがて、自信へとつながっていきました。
あきらめから前進へ——挑戦を選べる自分に
決して優等生ではありませんでした。「結局、自分は何を学んだのだろう?」と自問することもありました。それでもふと振り返ると、学生時代は性別を意識せず積極的に行動していた自分が、社会人になってすぐ男女の差別を経験し、同期の男性が先に昇格・昇進していく姿を見るうちに、どこかで「あきらめ」の境地にいたことに気づいたのです。時代の流れとして女性管理職が求められていることは確かです。ただ、それまで「私なんて」と一歩引いていた自分が、チャンスが来たときに「選んでいただいたからには理由がある」「自分なりのポジションを築こう」「後輩の女性たちへの責務がある」と前向きに捉えられるようになっていた——これが、ハッピーキャリアで得た最大の変化です。その後、取締役という重責にも挑戦する機会をいただき、勇気を持って一歩を踏み出す決断ができました。多くの人前での挨拶さえ苦手だった私が、3期生の後輩から「万博のイベントに登壇しませんか?」と誘われたとき、「する!」と即答できたのも、間違いなくハピキャリの成果です。自分が「楽しい」「すべきだ」と思うことからは、もう後ずさりしない——そんな意識が芽生えていました。
日々の学びが、未来の自分をつくる
ハピキャリの学びは、テストの点数が急に10点~20点上がる、といったわかりやすいものではなく、終了したその翌日から急に何かが変わる魔法ではありません。日々の学びが少しずつ自分の考え方の糧になり、その繰り返しが将来の自分につながっていく——そういうたぐいの学びであることは、自信をもって断言できます。