当プログラムは、厚生労働省「専門実践教育訓練給付金」認定事業、および文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)認定事業です。

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株式会社ロードカー 松阪 敦子 様

株式会社ロードカー
管理本部 部長
松阪 敦子 様

「自分のキャリアに自信が持てない」「もっと成長したい」

私がハッピーキャリアプログラムに参加したきっかけは、部長という肩書きがありながらも、自分のキャリアに自信を持てずにいたことにあります。さらに、部長職は、私以外すべて男性という環境で、意見を論理的に伝えられず、自分に自己嫌悪を感じていました。これを打破したいという強い思いがありました。とはいえ、応募を決意するまでには、3年かかってしまいました。
参加した説明会では、明らかに私より若い人たちばかり、「50代の私が授業についていけるのだろうか?」「他の受講者の向上心に圧倒されないだろうか?」そんな不安が私を足踏みさせていました。しかし、「自分を変えるきっかけが欲しい」「会社での女性活躍を本気で推進したい」という気持ちが最終的に背中を押してくれました。入学が決まった後は、「もう後戻りはできない、学びを楽しもう!」と心に決め、プログラムに飛び込みました。

「視野が広がり、学びと気づきの日々」

私たち7期生は、コロナ禍でほとんどの授業がオンラインでした。初めてのオンライン授業に戸惑いもありましたが、回数を重ねるごとに慣れ、グループディスカッションも活発に意見交換ができるようになりました。先生、そして年齢や経験、立場の異なる同期たちとの交流を通じて、たくさんの学びと刺激を受け、自分の視野が広がっていくのを実感しました。また、リーダーシップのあり方について深く考える機会も多くありました。特に印象に残っているのは、「リーダーシップは教育によって磨かれる」「マイノリティが30%を超えると、少数派の意見が反映されやすくなる(カンター理論)」という学びです。
それまでは、リーダーシップは生まれ持った資質によるものだと考えていました。しかし、このプログラムを通じて、「リーダーは育成できる」「誰でもリーダーになれる」という確信を得ることができました。私らしいリーダーシップを発揮すれば良いのだと思えた時、自分にも自信が持てるようになりました。
このプログラムで得たものは、知識や理論だけに留まらず、自分自身を深く理解すること、ケーススタディやグループワークを通じてコミュニケーション能力を向上させることも学ぶことができました。

「学びを会社の変革へ活かす」

プログラムで学んだ知識や経験は、私の仕事に大きな変化をもたらしました。
例えば、私の会社では、当時女性社員の比率が15%と低く、職種も限られていました。
学んだ理論を活用し、「2027年までに女性社員比率を30%以上にする」という目標を掲げ、取り組みを進めました。その結果、現在では女性社員の比率が24%にまで増加し、着実に成果を上げています。とはいえ、単に数字を追い求めるだけでは、本当の女性活躍とは言えません。同時に多様な人材が活躍できる職場環境の整備や女性管理職候補の育成といった取り組みも進めています。その他、授業では企業で活躍されている女性たちの話を直接聞く機会もあり、その経験談から「与えられたチャンスはしっかりつかむこと」の大切さを学びました。社内で『Plogging Osaka』という活動を立ち上げることになり、私がその代表者を務めることになりました。以前から「私たちの企業ができる社会貢献とは何か?」という事を考えていたため、この機会を前向きに捉え、挑戦することにしました。プロギングを通じてお客様や地域の皆様と交流できることにとてもやりがいを感じています。現在も会社を発展させるために、ハッピーキャリアで学んだ資料を振り返りながら、組織変革を理論的に進めるためのヒントを探り続けています。

「学び続ける仲間と共に、未来へ進む」

卒業後も、ハッピーキャリアで築いたネットワークは、私にとってかけがえのない財産となっています。同期との定期的な交流会では、情報交換や新しい知識の共有を通じて、継続的な学びを得ています。また、卒業生で組織された会の幹事を務めた際には、「10周年大同窓会」を企画・運営するという新しい挑戦も経験しました。この活動を通じて、先生方や同期以外の卒業生とも交流し、「学び続けることの大切さ」を改めて実感しました。
ハッピーキャリア女性リーダーコースで過ごした時間は、年齢や会社での立場を超えて、仲間と共に学び合える貴重な機会でした。知識を習得するだけではなく、自分の可能性を広げ、自分自身に変化を起こすための一歩を踏み出すことが出来ました。5年前、迷いや不安を抱えながらも、勇気を持って挑戦して心から良かったと感じています。