パナソニックエナジー株式会社
経理センター エナジーデバイス経理部
主務
小寺 裕果 様
世の中が停滞している時にこそ
入社13年を過ぎて、それなりに仕事が回せるようになり、少し自信もついて、管理職を任せていただけるようになった頃、もっとステップアップしたい、新たな目標を作りたい、という思いが強くなっていました。世の中では「人生100年時代」「リカレント、学び直し」というワードがちらほら出始めていたこともあり、この波に乗るべく、ハッピーキャリアプログラムの受講を決意しました。しかし申込み時の2020年2月はコロナウィルスがみるみる忍び寄り、世界中に先行きの不安が渦巻いていました。状況は悪くなる一方でしたが、こんな時だからこそ力を蓄えよう、前向きに考えよう、と期待感を持っていました。
「学びを止めるな!」に感銘
コロナ初年度の絶望的な状況の中、オンラインでの授業がスタートしましたが、ハピキャリ事務局の様々なご尽力のおかげで不自由を感じることなく授業を進められました。中でも印象的だったのは、「こんな状況でも学びを止めてはいけない、私たちと一緒に学び続けましょう」という大内先生のハピキャリに対する熱い想いでした。このメッセージにクラスメイト全員が感銘を受け、この選択は間違っていなかったのだな、と勇気をもらいました。時には授業内容に理解が追い付かず、自分は何をやっているのだろう??と思うことや、毎週の課題作成に頭を抱え、泣きべそをかくこともありましたが、ここは学びの場、少しずつでも成長しているのだ、と自分に言い聞かせ、クラスメイトと支え合いながら学びを深めていきました。また授業ではクラスメイトとのディスカッションをふんだんに取り入れて行われていたので、色んな角度からの考え方を知ることができたり、自分にはこういう特徴があって、こういう点が弱いのだな、ということに気づくことができたり、最前線で活躍されている女性リーダーを招いての講話も、自分のなりたい姿がイメージできて、とても有意義な学びの機会となりました。
志を共にした仲間の輪
ハピキャリを卒業して3年後、修了生による幹事会の大幹事を、私が所属する7期生で受け持つことになり、時期を同じくしてハピキャリが創立10周年という節目の年であったため、幹事会での「何か記念になることをやりたいね」という声をきっかけに、ハピキャリ創立10周年を記念した「大同窓会」を2024年3月に実施しました。先生方、メンター、修了生1期~10期の総勢130名が一堂に集まり、ハピキャリ10年の歩みを写真で振り返ったり、修了生の近況報告や趣向を凝らした余興を楽しんだり、盛況を博す会となりました。少しでも会が盛り上がるようにと準備してくださった各期の様々な催しは、マルチタスクぶりが遺憾なく発揮され、仕事だけではなく、こんなことも出来るのか!と感動すら覚えるものでした。やはり自らを高めようとハピキャリの扉を叩く人は、タイミングや年齢は違っても、志が同じであるのだな、とこの大同窓会で強く感じ、横(同期)だけでなく縦(他期)でも繋がることできるこのハピキャリは、とても価値のあるコミュニティだと思います。この輪がこれからも強く深く広く繋がることを願います。ハピキャリで学んだからそれで終わり、ではなく、この学びのサイクルを途切れさせないように自らを律して果敢にチャレンジし、世の中のお役立ちに貢献できる存在になれるよう精進して参ります。