2023/5/30

迷っているなら、思い切って一歩踏み出してみませんか?

川島 佳峰さん

経営戦略専攻(ビジネススクール)

企業経営戦略コース 経営プログラム
2023年3月修了

プロフィール
大学卒業後、日系製薬企業にMR(Medical Representative:医薬情報担当者)として入社。大阪、東京など、複数都市で計9年間従事した。その後、事業開発部門へ異動となり、主に国内外の市場調査、開発医薬品の売上予測、事業性評価業務を担当。アンメット・メディカル・ニーズの解決を目標に日々業務に取り組んでいる。

MBAの取得を意識し始めたきっかけは?
MRから現在の部署へ異動したことがきっかけとなりました。営業職であるMRと事業開発部門では業務で求められるスキルや知識が大きく異なることから、学びなおしの必要性を強く感じました。また、事業開発部内には多数のMBAホルダーがいたことから自身にとってMBAは身近な存在であり、学びの活かし方がイメージしやすかったことも影響しています。

多くのビジネススクールの中から関学を選んだ理由は?
3つのポイント(科目、教員、立地)からIBAを志望しました。
『科目』:医療経済学等、他のMBAスクールではなかなか学ぶことが出来ない科目を、医療職に従事する受講生と一緒に学べる(ディスカッションできる)機会があることです。これは、製薬企業勤務者にとってとても貴重な経験であり、私がIBAを志望した1番の理由です。
『教員』:実務家教員の割合が高く、理論と実務を結びつけて学べる環境にあったことです。
『立地』:職場からキャンパスまで徒歩5分のため、仕事と両立しやすい環境だったことです。

入学後の変化は?
すぐに使えるスキルや知識を身に着けることを重視していたことから、実務家教員の講義を中心に受講しました。コーポレート・ファイナンスや知的財産戦略、財務諸表分析など業務とのかかわりが特に深い科目については、その日に学んだことを翌日の業務から活かすことができ、受講の大きなモチベーションになりました。また、ほとんどの講義でグループディスカッションの機会が設けられています。バックグラウンドが異なるメンバーと限られた時間内に一つの答えを導き出す過程は、ファシリテーションスキルの向上に一役買うなど、経営に関する専門知識やスキルを身に着けるにとどまらない貴重な経験を得ることができました。

在学中の過ごし方は?
1年目はコロナ禍真っ只中ということもあり、講義はオンライン、仕事はフルリモートだったことから通勤通学時間を学習に充てるなど有意義に使うことができました。飲み会などの誘惑が無かったことも大きかったと思います。2年目はコロナが落ち着いてきたことに伴い、ほとんどの講義は対面での受講が可能でした。グループディスカッションで熱い議論を交わし、その延長戦で飲みに行く…学部生時代を思い出す充実した日々を過ごしました。
新たなに大学院生の肩書が増えることで刺激的な生活が送れる反面、少なからず仕事やプライベートにしわ寄せがきます。充実した学生生活が過ごせるよう、職場や家族、パートナーとは事前によく相談されることをおススメします。

修了後の変化は?
2年間かけて経営の基礎から応用まで一通り学んだことで、自信をもって日頃の業務に取り組めるようになりました。業務上、経営企画部門や財務部門、マーケティング部門など、専門性が高い部署との協業が多いのですが、IBAで各分野における基礎的知識やスキルを習得したことで彼らとのディスカッションにおいても臆することなく臨めるようになったことは大きな変化です。

関西学院大学MBAで得たものは?
『経営に関する最新の知識』、『学習習慣』、『人との繋がり』の3点です。
IBAでは、125科目にも及ぶ多種多様な講義から自身の興味関心に合わせて受講科目を選択できます。欲張りな私は2年間で29科目を受講しましたが、まだまだ受講したい科目が残っており、これからは聴講制度を活用して学び続けたいと考えています。多くの講義を通して、経営に関する最新の知識やスキルを習得できたことはもちろん、学びの習慣が定着したこともIBAでの財産です。
また、日頃の業務では出会うことがない業界、職種の方々と喧々諤々ディスカッションできたことは、医薬品産業にどっぷり浸かった私にとって多くの気付きを与えてくれる貴重な機会であり、彼ら/彼女らとのコミュニケーションは貴重な財産となりました。

印象に残っている科目は?
中小企業経営革新、財務諸表分析、ベンチャーファイナンス