2022/10/31

『学びはいつも新しい刺激。 価値観の違う人との出会い、これこそが財産。』

八木 信郎さん

経営戦略専攻(ビジネススクール)

企業経営戦略コース 経営プログラム
2022年9月修了

プロフィール
神戸大学経営学部卒業後、三菱商事に入社。日本国内支社を皮切りに東京本店、海外事業会社、海外現地法人、国内機能会社における経営執行責任者を経験。同時に米国、ドイツ、中国に通算13年間駐在し、37年間一貫して鉄鋼製品を販売。その後、日本製鉄グループの鉄鋼二次加工製品製造メーカー株式会社サンユウに入社。現在、営業管掌としてマネジメントの一翼を担っている。

MBAの取得を意識し始めたきっかけは?
若い頃から、MBA取得には興味があり、商社勤務時代に各段階で研修を受け、その後会社経営に携わる機会も複数回ありました。今般、新たな会社でマネジメントの一角をアサインされた事もあり、今一度、経営戦略や理論を体系的に学び、同時に新たなインプットをすることで変化の早い現代の理論にアップデートし、自社戦略にも役立てたいと考えました。

多くのビジネススクールの中から関学を選んだ理由は?
私の場合は生まれ育った大阪で勤務することになったので、候補として、関学の他に京都、神戸にあるビジネススクールを考えました。勤務地が大阪郊外のため、梅田に通うことが限界で、それ以外の場所では平日の通学が困難と思いました。また、業務の都合により、平日や土曜日に行事が入る可能性が高く、時間割を組むのに便利なクォーター制が導入されていること、選択可能な科目数が豊富なこと、秋入学が存在したこと、さらには、専門実践教育訓練給付金支給の対象プログラムであった事が関学を選んだ大きな要因でした。

入学後の変化は?
業務内容に関し、ケーススタデイや理論で学習した事例と照らし合わす事や、理論を応用し自社の戦略を考えた場合はどうなるか、という考察を行う機会が増加しました。

在学中の過ごし方は?
平日の授業のある日は、あらかじめ予定し、手際よく当日の業務を遂行、場合によっては、持ち帰り、授業後仕事を行ったり、オンライン授業時は、出張先から出席することもありました。週末は、極力、土曜日か日曜日のどちらかに科目の選択を集中し、プライベートを確保しましたが、選択したい科目によりやむなく土日にまたがることもありました。家族の協力無くしては、やり遂げられ無かったと思います。それでも、課外のグループワークやレポート提出が重なることもあり、時には徹夜が続くこともありました。

修了後の変化は?
技術革新や市場変化の早さが従来より早く、同時に環境変化も予測ができないVUCAと呼ばれる時代において、大学時代や商社就業時に得た知識やスキルのみならず、新たな知識やスキルを習得したことで、市場環境や事象へのアプローチの切り口が増加しました。また、最新の報道内容への理解が深くなり、同時に様々なセミナーや学習グループへの誘いも増加しました。新たな事業やサービスを生み出すヒントへの接触が確実に増加しました。

関西学院大学MBAで得たものは?
幅広い授業科目による多角的切り口の獲得と、これまでの知識やスキルのアップデートおよび体系化により、現在の事象を理解し易くなりました。また、最大の財産は、日頃出会うことのない、医療、自治体や大学関係の方、他業種の方、さらには事業主の方々との出会いでした。夜遅くまで打ち合わせ、作業を行った20歳代から60歳代までの共に学ぶ学生との出会いは、かけがえのない大事な財産です。課外での付き合いや修了後も継続した集まりが既に始まっています。

印象に残っている科目は?
テクノロジーマネジメント、統計学