Sorry, this entry is only available in Sorry, this entry is only available in Sorry, this entry is only available in コンセプト | 関西学院大学 経営戦略研究科

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コンセプト

経営戦略研究科について

コンセプト

ビジネスを創造する高度な専門的能力を持つ社会人を育成する

21世紀の国際経済をリードする経営、会計のプロフェッショナルを育成

社会を構成する多くの要素が複雑化、高度化しています。経済活動における急速なグローバリゼーションは、企業や地方自治体をとりまく経営環境を大きく変化させようとしています。そのことは、企業経営や自治体経営において、既存のビジネスモデルやマネジメントシステムを継続する戦略だけでは不十分であることを意味しています。世界規模で流動化する多様なシーンに対して、適切かつ迅速に対応するとともに、新たな企業や自治体の経営を主体的に創造する先駆的な戦略が求められています。関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科は、これからの企業経営や自治体経営に求められる高度な専門的知識とグローバルな視点、そして、国際レベルのスキルを備えた21世紀型のプロフェッショナルの養成を目指します。転換期を迎えた日本経済を再構築し、確かな未来を開く、知性、国際性、人間性、そして豊かな倫理観を兼ね備えたビジネスとアカウンティングのリーダーが、ここ関西学院大学から誕生します。

フルラインの学びを提供する多彩なプログラム



経営戦略研究科には、世界に通用するビジネスパーソンを養成する「ビジネススクール(経営戦略専攻)」と、グローバル経済と地域経済に貢献し得る職業会計人の養成をめざす「アカウンティングスクール(会計専門職専攻)」の2つの専攻が設置されています。「ビジネススクール」には、社会人を対象に多様なプログラムを提供する<企業経営戦略コース>と、大学新卒者・外国人留学生を対象にすべての授業を英語で行う<国際経営コース>があります。また、応用性の高い研究に積極的に取り組む実践型研究者の養成の場として「先端マネジメント専攻(博士課程後期課程)」を設置しています。

専門職大学院とは

学校教育法の規定に基づき定められた専門職大学院設置基準には、専門職大学院は、「高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培うことを目的とする」と謳われています。この目的を真に達成するため、専門職大学院の教員組織には、従来の大学院に比べより多くの専任教員が配置されています。これらの専任教員には、相当数の実務家を揃えることや、原則として他の学部・研究科と専任教員を兼ねることができないことなどが求められています。専門職大学院の教育では、実践的な教育を行うこと、授業計画や成績評価基準を明示すること、授業内容や方法の改善に取り組むことなども求められています。専門職大学院の教員組織、教育方法、施設設備等には、これまでの大学院以上のより充実したものが求められています。

経営戦略研究科の理念・目的・教育目標

経営戦略研究科は、MBA 教育を行う経営戦略専攻(ビジネススクール)と公認会計士等の職業会計人養成のための会計専門職専攻(アカウンティングスクール)を擁している。 経営戦略専攻には、社会人を対象として主に平日夜間と週末に授業を行う「企業経営戦略コース」、全ての授業を英語でおこなう「国際経営コース」がある。経営戦略専攻は、大阪梅田キャンパスに設置され、基礎的な教育を重視したカリキュラム、技術者向けのビジネス教育、英語での講義などの多面的な特色を持っている。
会計専門職専攻では、公認会計士養成を目的とするとともに、コンサルティング業務等にも適応した人材の育成を目指すなど幅広いニーズに対応できる現代的な公認会計士養成に対応できるカリキュラムを提供している。
また、高度経営研究の柱として博士課程後期課程先端マネジメント専攻を設置し、経営や会計に関わるマネジメントの最新の研究を行っている。
本研究科は、専門職大学院としてビジネススクール、アカウンティングスクール及び博士課程である先端マネジメント専攻を運営し、本学の高度専門職教育やビジネス研究の取り組みの大きな核としてその役割を果たす。

1.経営戦略専攻(ビジネススクール)の理念・目的・教育研究目標・めざす学生像

1)理念

欧米では高度な専門職種としての経営に携わる人材を養成するためにビジネススクールが設置されており、アジアにおいても多数設置されている。
我が国においても日本版ビジネススクールに対する期待は大きく、日本企業のグローバル化と人材のグローバル化を背景に、ビジネスを科学的、客観的に研究し専門的な知見をもとにして教育する大学院への期待はますます高まっている。こうした要請に応えるために、経営戦略専攻は、「日本型のマネジメントとグローバルな視点からのマネジメントの高度な専門性の水準での融合」を設立の理念としている。



2)目的

企業経営戦略コースは、現在企業で働いている職業人を対象に、主に夜間と週末でのコースワークと「課題研究」等の演習によって、グローバル化した日本のビジネス環境に合致した高度職業人の育成を目指す。一方、国際経営コースは、活躍するフィールドを日本以外にも求めるビジネスパーソンのために、ビジネスの知識に加えて外国語、特に英語でビジネスを遂行する能力を高めることを目指している。

したがって、本専攻に設置される「企業経営戦略コース」、「国際経営コース」では、国際社会に通用する MBA 教育を行い、ケーススタディ、グループワークなどを通じて、学生の意思決定能力を高めることを目的とする。

3)教育研究目標
理論と実践の融合を希求した高度専門職業人の育成とその実現に資する効果的な教育研究環境の確保

本専攻で養成される高度専門職業人には「高い職業倫理観を持ったグローバルに活躍できるビジネスパーソン」であることが求められる。そのために、学究的な視点をもって専門知識を駆使する能力の養成を大きな柱としながら企業倫理に関する科目を必修としている。

より具体的には、企業経営戦略コースでは、自らの就業体験を基にして、単なる理論の理解を目標とするのではなく、自らの業務に密接に結びついた課題の発見、解決能力を高めることが目標となる。国際経営コースでは、グローバルなビジネスシーンで活躍できる外国語能力とビジネスの知識、さらにはその応用力を培うことを目標にしている。新卒者も入学者として受け入れることから、就業に資する実践的な教育も目標に加えている。

4)めざす学生像
建学の精神に基づく高い職業倫理観を持ち、国際的な水準で世界に通用するビジネスパーソン

2.会計専門職専攻(アカウンティングスクール)の理念・目的・教育研究目標・めざす学生像

1)理念
経済活動の高度化、複雑化、グローバル化が進み、会計の社会的重要性が高まっている現在、職業会計人は、量的な拡大と質的な向上が求められている監査証明業務の担い手として、あるいは、多様化の一途をたどる会計業務や租税業務の担い手として、経済社会における重要な役割を担うことが強く求められている。また、会計と監査に対する社会的な期待は、民間部門のみならず政府や地方自治体などの公的部門からも大きくなっており、これらに対応できる職業会計人の養成が、重要な課題になっている。会計専門職専攻では、「グローバルスタンダードな視野と高度な理論に基づく、実践的実務家教育」を理念に、こうした社会的要請に応える職業会計人を養成する。

2)目的
本学の会計教育・研究の中心は、1912年(明治45年)の高等学部商科開設以来、一貫して米国型の会計を基礎とするものであり、その伝統と教育・研究水準の高さは、広く知られている。これまで財務会計、国際会計、管理会計、監査、環境会計、公会計の領域で多くの教育・研究者を世に送り出してきた。今後は、国際会計士連盟(International Federation of Accountants: IFAC)の国際教育基準 (International Education Standards: IES)が要求する内容を尊重して、グローバルな視野をもって世界に貢献し得る職業会計人を育成することが使命であり、「国際的なレベルで世界に貢献し得る職業会計人を養成する」ことを目的とする。

3)教育研究目標
高い職業倫理観と国際的な水準で世界の経済発展に貢献する職業会計人の養成
  • 建学の精神に基づく高い職業倫理観を持った職業会計人の養成
    本学のスクールモットー“Mastery for Service”(奉仕のための練達)のスピリットを持ち、国際経済社会の健全な発展に寄与する高い会計倫理観を持った職業会計人を養成する。
  • 世界に貢献し得る職業会計人の養成
    国際会計士連盟(IFAC)の国際教育基準(IES)に則り、高い志とグローバルな視野を持つ、世界に貢献し得る職業会計人を養成する。


4)めざす学生像
建学の精神に基づく高い職業倫理観を持ち、国際的な水準で世界に貢献し得る職業会計人

経営戦略研究科の3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

経営戦略専攻(ビジネススクール)
MBA教育を行う「経営戦略専攻(ビジネススクール)」では、以下の資質・能力を持った学生に「経営管理修士(専門職)」の学位を与えます。
 ①スクールモットーであるMastery for Service(奉仕のための練達)のスピリットを体現する高い職業倫理観を持ち、グローバルに活躍できる能力
 ②科学的な視点をもって専門知識を駆使する能力
 ③企業経営戦略コースの場合には、自らの業務に結びついた問題を発見・解決する能力[企業経営戦略コースのみ]
 ④グローバルなビジネスシーンで活躍できる英語能力[国際経営コースのみ]

会計専門職専攻(アカウンティングスクール)
職業会計人を養成する「会計専門職専攻(アカウンティングスクール)」では以下の資質・能力を持った学生に「会計修士(専門職)」の学位を与えます。
 ①スクールモットーである Mastery for Service(奉仕のための練達)のスピリット
 ②国際経済社会の健全な発展に寄与する高い会計倫理観
 ③会計に関する国際的な教育基準に従った知識およびグローバルな視野を持ち、世界に貢献し得る能力
 ④会計専門職専攻が育成する職業会計人には、企業や官公庁において専門家として会計実務に携わる人たちをも包含しています。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

経営戦略専攻(ビジネススクール)
 

 経営戦略専攻では、グローバル化する経済活動に適切に対応できる多様な知識と分析能力を備えたビジネスパーソンの養成を目指しています。本専攻には2つのコースを設置しています。1つは、企業、および公共事業体で働く社会人を対象に高度なビジネス教育を行う企業経営戦略コースです。そしてもう1つは、主に大学新卒者と外国人留学生を対象に英語でMBA教育を行う国際経営コースです。いずれも非営利組織も含めたグローバルなビジネスシーンで必要となる知識・スキルを基礎から段階的に修得できるカリキュラムを採用しています。更に、両方のコースの学生が共に意見を英語で交換し、議論するハイブリッド科目も提供しています。
 企業経営戦略コースでは、以下の7つのプログラム(主専攻)を提供しており、ジェネラリストキャリア(経営全般の知識・スキルを持つ者)として経営プログラム、テクノロジー・マネジメントプログラム、アントレプレナー・事業承継プログラム、自治体・医療・大学経営プログラム、中小企業診断士養成プログラムが、スペシャリストキャリア(特定の経営領域に特化した知識・スキルを持つ者)として、マーケティングプログラムとファイナンスプログラムがあります。
 国際経営コースでは、国際ビジネスで必要とされるマネジメントプログラム、マーケティングプログラム、ファイナンスプログラム、グローバル・パブリック・マネジメントプログラム、ファミリー・ビジネス・マネジメントプログラムの5つのプログラム(主専攻)を提供しています。学生の実務経験が不十分であることを考慮し、具体的なテーマを取り上げたケーススタディやグループワーク、インターンシップなど、実践的な授業を通し、ビジネスの現場で不可欠な意思決定の能力を養成します。
 いずれのコースも科目体系は、コア科目群(経営学の学習のインフラ部分となる科目)、ベーシック科目群(各プログラムの入り口科目とすべてのプログラムの基本となる科目群であり、主として経営分野の内容を学習する科目と内容を学習するための思考ツール的な科目から構成)、そして各プログラムの専門的な内容を学習するアドバンスト科目群から構成されています。

 本学のスクールモットーである“Mastery for Service”(奉仕のための練達)を理解するために企業倫理・Business Ethics(コア科目)が必修科目となっています。また課題研究・Individual Research(アドバンスト科目)は2年間の学習の集大成として「現場と理論」を架橋するテーマのもとで深い研究が行われます。

会計専門職専攻(アカウンティングスクール)
 

 複雑化・多様化・国際化する経済環境のもと、企業や地方自治体における会計の専門的な担い手として、職業会計人が果たす役割と責任はますます増大しています。会計専門職専攻では、このような環境に対応できる高度な専門性、国際性と高い倫理観を持った職業会計人の育成を目指しています。
 会計専門職専攻のカリキュラムは、広い分野について基本的な事項からより高度な知識と実務対応能力を身につけることができるように、専門分野の広がりの観点から横糸として財務会計、管理会計、監査、経営・経済、企業法の分野別科目群を置き、これらに深度の観点から縦糸として、コア科目群、ベーシック科目群、アドバンスト科目群を置いて、全体として100を超える科目を配置しています。このように広がりと深みを持って体系的に配置された科目には、国際性と倫理観を涵養するための科目が含まれています。

 多くの公認会計士や税理士などの職業会計人を輩出してきた関西学院大学の伝統と実績に基づき、また、スクールモットーである“Mastery for Service”(奉仕のための練達)のスピリットに則って、最高水準の会計教育を提供することが会計専門職専攻の使命と考えています。なお、会計専門職専攻が育成する職業会計人には、企業や官公庁において専門家として会計実務に携わる人たちをも包含しています。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

経営戦略専攻(ビジネススクール)
 

 経営戦略専攻(ビジネススクール)は、その目標を「グローバルな視点から経営を科学するビジネスパーソンの養成」、「国際的な水準で、世界に通用するビジネスパーソンの養成」、「建学の精神に基づく高い職業倫理観を持ったビジネスパーソンの養成」としています。
 企業経営戦略コースでは、原則として3年以上の実務経験を持つ社会人等を対象に、経営のプロフェッショナルの養成を目指しています。入学試験では、社会での実務経験を重視し、現場での様々な経験を通じてビジネスの諸問題・課題を理論的に解明しようとする強い意欲を持つ者を受け入れたいと考えています。こうした目標等に共感し、適合する者を選抜するために、基礎学力や意欲を総合的に審査します。
 なお、企業経営戦略コースの「中小企業診断士養成プログラム」については、現場と理論の両方に精通するプロフェッショナリティーの高い経営コンサルタントの養成を目指し、中小企業診断士の第1次試験に合格し、本プログラムにおいて中小企業診断士資格の取得を目指す者を受け入れ対象としています。

 国際経営コースでは、国際的に通用するビジネスパーソンの養成を狙いとし、入学試験では、国際社会に有為な人材を育成して送り出すため、その素質や基礎学力、意欲等を総合的に審査します。すべて英語により授業が行われるため、特に英語能力を重視します。大学院レベルの英語のみの授業に十分対応できる能力を持つことが必要です。入学試験においては、総合的な英語力が問われます(TOEFL-iBT:85 点以上・PBT:570 点以上・TOEIC:780 点以上・IELTS:6.0以上が一つの目安です)。

会計専門職専攻(アカウンティングスクール)
 会計専門職専攻(アカウンティングスクール)は、その目標を「建学の精神に基づく高い職業倫理観を持った職業会計人の養成」、「国際的な水準で、世界に貢献し得る職業会計人の養成」としています。こうした目標とともに、国際会計士連盟(International Federation of Accountants:IFAC) の国際教育基準(International Education Standards:IES)が要求する内容を尊重して、グローバルな視野をもって世界に貢献し得る公認会計士等の職業会計人を育成することを使命としています。この目標や使命を達成するために、入学試験では、十分な基礎学力や意欲を備えた者を選抜します。

多様なニーズに対応する学びの場

  • 大阪梅田キャンパス

    ビジネススクール(企業経営コース・国際経営コース)
    アカウンティングスクール
    【自習室】 平日22時、土曜日21時、日曜祝日でも18時まで利用可能

    ※自習室は、年末年始・盛夏休暇中・創立記念日など、利用できない日があります。

  • 西宮上ケ原キャンパス

    ビジネススクール(国際経営コース)
    アカウンティングスクール
    【自習室】 全学共用棟の自習室はカードキー(学生証)により23時まで利用可能

    ※自習室は、年末年始・盛夏休暇中・創立記念日など、利用できない日があります。大学院棟にも、大学院生専用の自習室、ラウンジなどが開放されています。

ビジネススクールの社会人を対象とした「企業経営戦略コース」は交通至便な「大阪梅田キャンパス」ですべての講義を行っています。ビジネススクールの「国際経営コース」、およびアカウンティングスクールは、様々なニーズを持つ学生に対応するために「大阪梅田キャンパス」と大学図書館に代表される優れた学習環境を持つ「西宮上ケ原キャンパス」の両キャンパスで講義を開講しています。もちろん、自主的な学習の場としては両キャンパスの自習室やPCルームなどの設備を活用していただく事ができます。

「理論」と「実践」のスペシャリストの融合



専門職大学院では、実務家教員と呼ばれる実務経験の豊富な教員が教育に当たっています。本研究科でも、企業経営の事例やベンチャービジネスの実際、監査業務に関する事例や公会計の実際など多様な科目を実務家教員が担当しています。ただし、これらの事例の研究も理論的な知識や研究技法の修得がなければ単なる事例紹介に終わってしまいます。これらの知識を実践に生かすためにも、知識を整理して高い水準でそれを理解するための理論的な基礎が必要になります。特にこれからのビジネスパーソンにとっては、幅広い経営の知識を融合する必要があるでしょう。このことは、公認会計士試験合格をめざす学生にとっても同じです。実務的な知識は、形式的な知識を具体的な知識に変換するために役に立ちますし、公認会計士の実務に就くに当たって基盤となるでしょう。また、実務家教員と研究者教員の互いの強みを発揮する連携的な教育方法の開発は、本研究科における教育の特徴でもあります。

世界を舞台に活躍する「国際水準」の教育

ビジネススクールのカリキュラムは、北米のビジネススクールの履修体系に沿ったものであり、MBAとして必要な知識をバランス良く身につけることが可能となっています。
アカウンティングスクールのカリキュラムは、国際教育基準(International Education Standards: IES)が要求する内容を尊重して、グローバルな視野をもって世界に貢献し得る職業会計人を育成する内容となっています。本研究科で学ぶことで、グローバルスタンダードの知識を修得することができます。