2026/4/21

キャリアの節目で選んだビジネススクールへの進学。ビジネスの迷いを「学びの楽しさ」へ。

杉本 えい司さん

経営戦略専攻(ビジネススクール)

企業経営戦略コース マーケティングプログラム
2026年3月修了

プロフィール
大手食品グループ菓子製造メーカーにて、新規事業の企画・立案、新ブランド構築を行う事業開発部門責任者として勤務。既存事業とは異なる市場、新規チャネル参入を目的とした事業開発、新ブランド構築の市場調査から戦略までを幅広く担当。

MBAで学ぶことを意識し始めたきっかけは?
「機会あればビジネススクールへ。」これは以前在籍したメーカーでとてもお世話になった社長からのアドバイスでした。その後も頭の何処かに「機会あれば・・・」は残り続けました。現職では自社展開ブランドの認知拡大、ブランド醸成、販売戦略を担い、なかなか答えが見つからず悩んだ時期がありました。その頃から、前述のアドバイス「機会があればビジネススクールへ。」を意識し始め、情報収集を行い受験準備に入りました。

多くのMBAスクールの中から本学を選んだ理由は?
ブランドに携わる仕事を生涯続けるつもりです。そのため、学ぶのであればマーケティング関連の科目を履修するだけでなく、IBAは「マーケティングプログラム」が確立していたこと。
事前に受講した「マーケティング」の講義が大変興味深かったこと。また、顧客とブランドの間に存る購入の意思決定に関わる要素を深く理解したいと考え、顧客とブランドの研究に適していると感じられたIBAを選択しました。

入学後の変化は?
勤務先では自身が管轄する業務全般に広く浅く関わりながら、自身がプレイングマネージャーとして担当するブランディング業務には深く関わるといった感じでした。IBAに通学し始め、判断する際の物の見方や捉え方が「このまま進むと、この先どうなる?」を広く浅く管轄している業務全般に対し、それまで以上に深く考えるようになりました。
マーケティング関連の講義を受講し理論として体系化されているモノに業務上の事例を当て嵌めると、学ぶ面白さが増すと同時に「実践してみないと学びが深まらないかな」と振り返ったりするようになりました。実際に課題研究では実務に理論を重ね合わせ進めたため、非常に深く学ぶことが出来ました。

在学中の過ごし方は?
IBA入学を在籍企業で周囲に伝え、平日夕方遅い時間のMTGは避けていただくなど協力を得ることが出来ました。
また、入学前から「ブランドと顧客間の購入に繋がる要素を研究したい」と考えていたため、2年次には課題研究に集中できるよう、1年次1Qから計画的な履修を心がけました。平日夜間の授業は可能な限り1回にし、土・日、夏・冬期集中で積極的に履修し、コア科目とベーシック科目を織り交ぜ、1年修了時には32単位(修了時44単位必要)を修得しました。概ね計画通りに進み、2年次1Qから課題研究の準備に入り、2年次秋から課題研究にのみ集中することが出来ました。勤務先での協力と計画性が良かったと思います。

卒業後の変化は?
IBAの2年間のおかげで学ぶ習慣がついており「(修了後)引き続き何かを学ばないと勿体ない」という落ち着きのなさがあります。これからも学ぼうとする強い気持ちがありますし、IBA在籍中に履修できなかった科目の聴講も計画しています。
仕事の面では、課題研究で追求した理論や先行研究、研究結果が仕事への応用として役立っています。自分の中での整理として「学んだことが活かせる場面」と「学んだからこそ諦める判断ができるようになった」点です。後者は、これまでであれば闇雲に進めた案件も「成し得るための材料が揃っていないのでは欲しい成果には届かない」という冷静な判断をするようになったと感じています。

関西学院大学MBAで得たものは?
得ることが出来たと実感する最たるものはIBAで知り合えた同期、先輩、後輩、先生方との繋がりです。信頼が前提のとても心地の良い人間関係が広がっていくことでしょう。併せて、得たものを挙げるならば「諦めない気持ち」でしょうか。課題研究に取り組むと理解できますが、社会人として慣れていない論文への取り組みの課程で、行ったり来たりを何度も繰り返します。自身の仮説を証明するために諦めずに繰り返す。成果を報酬や業績に変えていく取り組みとは全く別の次元の知の世界の行ったり来たりを体験することは、なかなかに得難い貴重な体験になりました。

印象に残っている科目は?
・マーケティング・マネジメント
マーケティングに分類される仕事に長く就いて来ましたが、改めて「そもそも、マーケティングとはこういうことだった・・・」と初心に帰ることができるとても素晴らしい授業です。
・ブランド・マネジメント
在籍企業でのご経験に理論をプラスし講義をされる片山義丈先生のブランド論は、ブランドとはどういうものか、形は、定義は、またブランドが消費行動にどのように作用するかなどを深く知ることが可能な、自身の業務に大きくプラスとなった内容です。