coffee roaster So&So 渡邊 由季 様
2022.06.08 修了生便り
『日々一つ一つを積み重ねて』
coffee roaster So&So 渡邊 由季
(女性の仕事復帰・起業コース第9期修了生)
「一番最初にお迎えするお客様をどのようにお迎えしたいのか」そんな「具体的な妄想」をする。ハッピーキャリアプログラムのインターンシップで訪問させて頂いた第3期修了生の「Largo Mode」木坂様と話したことを、いつもお店に向かう時、思い出します。
ハッピーキャリアプログラムを受講しようと決めた時は、再就職をする為、自分のスキルの見直し、新たなことを学び、ステップアップをはかりたい、そういった気持ちからでした。ですが受講期間中に「再就職して“何をしたい”のか」という疑問が生まれ、起業することも視野に入れるようになりました。その中で、「人と人をつなげる場所作り」をしたい、そんな思いからカフェ経営はどうだろうか、と考えるようになりました。当時の私はカフェ巡りがただ好きなだけでしたが、「場所作り」を実現する上で、カフェ経営はどうだろうか、と考えるに至りました。
そしてその考えを具体的に形にすることができた授業が「起業とビジネスプラン」でした。「起業とビジネスプラン」で事業計画書を作り、実現化する為に何が必要かを考え、自分の起業プランに対して同期からのアドバイスをうけ、足りないものをリスト化し、何年計画で行うか、次から次へと課題が見えてきました。時間を考え計画を立てる為に、「アクションプランニングキャリアデザイン」での学んだ「3年後のキャリアビジョン⇒振り返り」を元にスケジュールを決めていきました。
3年計画のはじめとして
まず、1年間カフェスクールを受講し、受講期間中に模擬カフェ店舗営業を経験しました。ここでは今でも交流のある同じ志を持ったクラスメイトができ、今も情報交換を行っています。
2年目に入ると実際カフェ店舗に勤め、自分のお店を営業するために必要なことを知る日々を過ごしました。
そして、3年目に入る直前、夫婦で相談を重ねていくうちに、二人でコーヒー店をOPENするという計画になり、私の地元である福岡で開業しよう!となりました。
そこから福岡へ引越、物件を探そう!となったときに、コロナの影響をうけ開業計画の見直しを余儀なくされましたが、かえってそれが開業までの準備時間となりました。開業までの2年間は福岡のカフェにて働き、足りないスキル・知識の向上に努める日々でした。当初計画から2年程計画がずれたことにはなりますが、経営できなければ夢の実現もないのだからと、焦る気持ちはあまりなかったように感じます。
2021年12月17日に開業したばかりですが、ここでも一番に人と人のつながりの大切さを感じます。コロナ禍で分断された等聞くこともありますが、かえって人と人、お互いがお互いを大切にしていることが強く感じられるようになった気がします。
そして開業したら参加しようと決めていた「福岡コーヒーフェスティバル」がコロナ禍で3年ぶりに開催されることを知り、参加申し込みを行いました。オープンして4カ月と経験が浅い当店でしたが、参加が叶い出展。お店に来て下さるお客様が会場まで足を運んでくださったり、coffee店オーナー同士がcoffee豆の交換をしたりと、coffeeを通してつながりが広がる時間を体験することができました。
いつか、いつか、ではなくチャンスがあればチャレンジすることの大切さも感じます。次のプラン「場所作り」は、私達のお店でできることが何かを考えて準備を進めていく「3年プラン」になります。一足飛びにできることは何もなく、一つ一つの積み重ねと、計画を実行する意志と行動力、これが目標達成に必ず求められることで、ハピキャリの授業でも多くの経営者が挑んでいたことだなと、思います。
ハピキャリを受講したことがきっかけで夫婦二人のチャレンジとなりましたが、「coffee roaster So&So」を地元に愛されるお店にし、集うことの出来る場所にしたいと思います。初めに書いた「一番最初にお迎えするお客様をどのようにお迎えしたいのか」この気持ちをいつも忘れないようにしていきたいと思っています。
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