株式会社 大丸松坂屋百貨店 高橋 知世 様
2023.06.02 修了生便り
『きっかけの始まり』
株式会社 大丸松坂屋百貨店
大丸梅田店 営業1部
サブマネジャー 婦人服担当
高橋 知世
(女性の仕事復帰・起業コース第11期修了生)
ハッピーキャリアで得たものと言われて一番に浮かぶのは、「人との繋がり」です。
一緒に学んだ同期のメンバーも、ハピキャリの先輩や先生方も現在に至る修了後でも、さまざまなかたちで繋がっています。
ハピキャリでは、自分のキャリアプランとは?というところから始まり、その描いたキャリアにむけ何をいつまでにどこまで達成していくのかを具体的にプランをたてました。
それらに必要な実務的なスキルを学んでいくのですが、学生以来勉強というものをしてこなかったこともあり、仕事との両立が想定以上に大変で、課題の多さに挫けそうになったこともありました。そんなときもグループワークでは、同じチームのメンバーにとても助けられたことを今でも覚えています。
さて、そんな私ですが、キャリア形成のきっかけになればと会社の上司に進められ、ハピキャリを受講することになった当時の描いたキャリア目標は2つありました。1つは「新しいことへの挑戦」、もう1つは「入社当時から希望していた婦人服を担当すること」。
たった半年間でしたが、私の人生の中でもハピキャリ生活はかなり濃厚な時間で、前段にある慣れないことを習慣化することや、大変なことを一緒に乗り越える仲間ができたことで、自分に自信が持てるようになったことが大きかったと思います。
ハピキャリで得たもので自信が持て、自分のやりたいことを人に伝えることができたおかげで描いたキャリアを叶えることができました。
新しいことへの挑戦では、「月のみちかけのように、あなたのリズムに寄り添う」をコンセプトにした<michi kake>という従来の百貨店カテゴライズにとらわれない新しいゾーンの立ち上げから携わることができ、ここでもたくさんの出会いがありました。
特にハピキャリの先輩でもあり、人生の先輩でもある10期生の岡下真弓さんは、ミチカケの立ち上げ直後の苦しい時期から、常に励まし寄り添っていただき、ときにはともに戦ってくれる戦友のような方。このような出会いもハピキャリが繋げてくれたご縁です。そんな職場の同僚や友達とも違う、他には代えられない関係を築くことができるのもハピキャリならではだと感じます。
さらに、新しい挑戦をした結果、WWD JAPAN NEXT LEADERS 2021にまで選出していただき、普通に百貨店で勤めているだけでは出会えなかった人たちとの繋がりもできました。
そして、現在はもう1つの希望だった婦人服をこの2023年3月から担当することになりました。
今まで、新しいことへの挑戦の連続だった売場とは異なり、伝統ある百貨店の顔とも言える婦人服売場ですが、担当が変わっても私がやりたいことは、人との繋がりを感じさせてくれる百貨店というリアルの場の価値創造だと感じています。
そのように、私が勤める百貨店という場所は「人との繋がり」を大切にできる素敵な場所だということに、改めて気づくことができるようになったきっかけを与えてくれた、ハッピーキャリアを受講できたことは私の生涯の宝です。