ハッピーキャリアプログラム 女性のキャリアアップ・起業コース ーリカレント教育ー

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白鶴酒造株式会社 川西 真由美 様

2022.06.08 修了生便り

『自分と誰かの為に働くこと』

白鶴酒造株式会社勤務 NPO法人シンフォニー理事 日本酒ライター
川西 真由美
(女性の仕事復帰・起業コース第8期修了生)

何のために仕事をしていますか?
どうして働くのですか?
働く理由はなんですか?
何かに迷うたび自問自答し続けて、答えを教えてくれたのがハッピーキャリアでした。自分の考え方が、利己主義から利他主義へ、誰かを笑顔にするために働くことができることを学びました。

ハッピーキャリアに入って、初めて自分が働くことの意味を考えるようになりました。若い時は、いいところに就職して、お金を稼げたらいいくらいの感覚で、働くことの意味など考えず、勉強していいところに就職することが正しいと思っていました。もちろんそれも間違っていないし、そう思っている人も多いと思います。ただそれ以外に、自分に、なぜ働くのか、なんのために仕事をするのかという質問をしていなかったことに気がつきました。自分を探る講義があるのですが、自分が常に何かを求めてさ迷っているのが見てとれました。私は何がしたいのか探っているうちに、他人の幸せが出てきました。関西学院のスクールモットーであるMastery for Service(奉仕のための練達)が働く意味につながり、自分の幸せや満足感は、他者や家族の幸せを見たときに倍増することにも気がつきました。そんな考えに今までたどり着くことがなかったので、衝撃でした。

私は足を怪我したので、じっとしているなら勉強しようと思い、ハッピーキャリアに入校しました。在校中に手がけた古民家再生の縁で、修了後にNPO法人シンフォニーで仕事を始めました。兵庫県の中間支援団体となっていますので、いろんな団体の活動支援をしました。他にも学習支援教室、児童ホームの運営、外国人もいるため多様なコミュニケーション能力が必要とされました。私にとって、NPOはコミュニケーションの学校でした。コミュニケーション能力を鍛える講義をハッピーキャリアで受けていたのが役に立ちました。今は理事で残り、空いた時間に企画提案やイベントなどのお手伝いをしています。

そしてN P Oで2年ほど働いたあと、白鶴酒造に入りました。
今は4年目になります。ハッピーキャリアに普通の主婦で入って、日本酒を造る仕事がしたいと言ったら、先生たちは、いろんな面から応援してくれました。日本酒が好きで日本酒ライターをしていたら、求人の情報があり、女性は受け入れたことのない蔵でしたので、女性でもできるのか?という不安もありましたが、ハッピーキャリアの講義で学んだ「チャンスは今」という言葉を思い出して、思い切って飛び込みました。女性だからという偏見は自分の中にあったのかもしれません。今は、やりたいことを蔵の人にも伝え、どんどん教えてもらうようにしています。

 

今も日本酒ライターをしながら、大好きな日本酒のため、日本酒文化を広める活動をしています。

去年まで、兵庫県阪神南地域ビジョン委員というボランティアグループを4年間務め、たくさんのボランティア仲間ができ、今でも多彩な仲間とさらなるビジョンを持って活動しています。地域のために、誰かが笑顔になる活動は、自分の原動力になっています。

 

夢が叶うことより、いろんな夢や目標を持っている自分でいることが何よりも楽しいです。ネガティブな自分の考え方を変える方法をハッピーキャリアで学べ、たくさんの仲間ができ、改めて学ぶことの大切さに気づきました。ハッピーキャリアにはいろんな人が学びに来ます。先生たちは、誰の夢も否定せず、どんな夢でも応援してくれます。なりたい自分や、やりたいこと、どんどん相談でき、多様な学びができる大人の学校です。学べば未来が変わります。これからもいろんな人に学びながら、みんなが笑顔になれる方法を、日本酒とともに探っていきたいと思います。

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