ハッピーキャリアプログラム 女性のキャリアアップ・起業コース ーリカレント教育ー

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本元 禎子 様

2020.06.12 修了生便り

ハッピーキャリアで次のステップへ

生活協同組合コープこうべ 本元禎子

[受講のきっかけ]

2009年に2期生としてハッピーキャリアを受講しました。

30代後半で結婚し、当時私はコープのお店で副店長をしていましたが、年齢的に子供を持つのが厳しくなるため、1年の不妊治療休職をすることにしていました。7月からの休職期間中、せっかくだから何か学びたいと考え、色々探して見つけたのがハッピーキャリアでした。小売業という仕事は夜が遅く、土日も仕事のため、なかなかセミナーなどに参加できません。このプログラムなら体系的に学べると思い、受講説明会に参加したときの1期生の方がおっしゃっていた「仕事とは違う仲間ができる」という部分にも惹かれ、ハッピーキャリアに申し込みました。

当時のハッピーキャリアは文部科学省の社会人学びなおしプログラムで、「再就職・起業」を目指す方向けでした。私のような休職中は対象外でしたが、面接で「この1年でもう一度学びたい」気持ちを伝え、無事受講できることになりました。

[受講中]

入校式で集まった同期生の経歴を聞いて、本当に仕事では知り合えない様々な人達とこれから学ぶことができるとワクワクし、せっかくだから仲良くなりたいと、自ら幹事的な役割をするようにしました。

授業は英語以外全てを受講し、グループワークでは今のようにウェブ会議やチャットワークのようなツールもない時代でしたので、授業前後に集まったり、夜中や朝にメールで課題を送りあったりで完成させました。

同期生には子育て中はもちろん、妊婦も3人いて、時間や体調に配慮しながら課題を進めることは職場と同じで、目標に向かって適材適所で課題をすすめることにつながっています。

授業ではリーダーシップやマネジメント、コミュニケーションスキルがとても役立ちました。自分がやってきたことが理論で整理され、今でもたまに資料を読み返し、自分のリーダーシップやマネジメントの糧にしています。

また、苦労を共にした同期とは今でもつながりがあり、それぞれの分野で頑張っている姿にこちらも励まされています。たった半年間でしたが、人生のターニングポイントになりました。

[受講後]

不妊治療の成果はなく、受講修了後半年で復職しました。復職はコープ深江のグロサリーメンバーで、初めての仕事で大変でしたが、お店の売り上げの約半分を占めるグロサリーを経験するチャンスになりました。「今ここで、自分の役割を果たそう」と、パートさんに教えてもらいながら、仕事を覚えていきました。

復職から1年後にグロサリーチーフに昇進しました、経験が浅いので指導できるどころか、パートさんに教えてもらいながらのままです。それでも、リーダーシップやマネジメントでの学びや経験を活かし、パートさんの意見を聞きながら、一緒に仕事を進めるように努めました。

この年、管理職ライセンスの有効期限切れで再受験し、翌年6月にライセンスが再付与されたのに合わせてコープ立花の副店長に、その1年後にコープ茨木白川の店長に任用されました。その後、コープ島本の店長を経て、現在はコープ蛍池の店長をしています。

最初の副店長の時に管理職ライセンスを持っていたので、店長になったときに「遠回りしたね」と言ってくださる方もいましたが、自分では遠回りとは思っていません。それぞれの職場で様々な経験ができ、多くの人と出会い、とんとん拍子で昇進するより良かったと思います。

店長になる前から、「仕事は1人ではできない」「未熟な自分についてきてくれている」「リーダーはみんなから360度の角度で見られるから、素のままで対応しよう」としていましたが、店長になるとその思いはさらに強くなりました。最近は天災等も多く、やるべきことのハードルが上がっていますが、職員みんなの能力を発揮してもらいながら、前向きに働ける職場にしたいと頑張っています。

[受講を考えている方に]

ハッピーキャリアで学ぶことは、人間の体幹を鍛えるようなものだと思います。どんな仕事、ポジションでも基礎となる「体幹」がしっかりしていると、ぶれないし、さらに鍛えていくことができます。自分自身においては、人や仕事に対する姿勢や考え方が変わり、知識だけでなく、人間的な成長にも繋がったと感じています。

迷っている方はやらないで後悔するより、チャレンジしてみてください。大変やったと思うでしょうが、成長した自分に気づけるはずです。私も最近はサボって学びができていませんが、インプットした以上にアウトプットできないので、これからも機会をつくってインプットし続けたいと考えています。

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