村上 飛鳥 様
2019.05.17 修了生便り
㈱大丸松坂屋百貨店
本社営業企画室 販売促進担当
村上飛鳥
ハッピーキャリアプログラムに参加したきっかけは、人事部長からの「外で勉強してみないか?人とのつながりを増やす学び方をしなければ、視野は広がらない。」とのアドバイスからでした。当時、大丸心斎橋店の販促企画担当として斬新なアイデアを求められる中で、戦略やマーケティングを体系的に学ぶ必要性を感じていました。もともと学ぶことは好きで、販売士や色彩検定などの資格取得や、社内制度を利用してファッションに関する通信教育の受講をしていました。しかし、販促企画に求められる能力はまだまだ未熟で、今のままではいけないと危機感を持っていました。そのような矢先に、ハッピーキャリアプログラム参加のアドバイスをいただき、自分の視野を広げ、引き出しを増やそうと考えました。
ハッピーキャリアプログラムでは、様々な立場や環境の方と一緒に学ぶことで、あらゆる視点での学びがありました。また、自己のキャリアについて、改めて考え直す機会にもなりました。
そして、ハッピーキャリアプログラム在学前は、自分にMBA取得なんてできる訳がないと思っていましたが、在学中に、さらに学びを深めたいと勉強に対するモチベーションが上がり、同じ関学の大学院(MBA)進学の社内公募に応募しました。無事に社内公募も通過することができ、ハッピーキャリアプログラム終了後の2年間、関学のMBAコースを受講しました。
MBAコースでは、主にケース学習を通じて、知識を実務にどのように結びつけるかを深く学べたことが大きなメリットでした。この学びのおかげで、企画を考え遂行する際も、ロジカルに段取り良く進められるようになりました。MBAコース在学中には、大学院で構築した人的ネットワークを活用し、院生仲間の企業と異業種のコラボ企画も数回実施しました。
MBAコースの修了と同時に東京本社の新規事業の企画部署に異動し、1年間保育事業等を担当しました。昨年には本社の販促企画の部署に異動し、現在に至ります。現在は、全社を跨ぐラグジュアリーイベントの企画や、他社カードとの連携に関する企画を担当しています。
関学でのハッピーキャリアプログラムおよびMBAコースを通じて、百貨店業界と他業界への深い理解を客観的かつ広い視座から捉えられるようになり、経営陣へのプレゼンでも関学で学んだマーケティング思考を活かすことができています。今後も、関学で得た学びを駆使して、自社の強みを活かし、顧客視点に立ったマーケティング戦略を立案し、新たな価値創造を図っていきたいと思います。