ハッピーキャリアプログラム 女性のキャリアアップ・起業コース ーリカレント教育ー

News&Information最新情報

岡田 佳寿 様

2013.06.12 修了生便り

「一歩踏み出せば、きっと出会いが…。
それがさらなる一歩へと導いてくれるでしょう。」

岡田佳寿
(ハッピーキャリアプログラム第3期修了生)

【受講のきっかけ】
夫の転勤に伴って、十数年勤務した会社を退職し、住み慣れた関東から関西へ移り住んで間もない頃、ふと見た新聞でハッピーキャリアプログラム(以下HC)の存在を知りました。しかし、娘が幼稚園に入園し新生活が始まったばかりということもあってその時は受講を見送り、初めての専業主婦生活を過ごしていました。地域のボランティア活動に携わるなど、新しい土地で世界を拡げ充実していましたが、一方でもう一度仕事という形で世の中の役に立ちたいという気持ちが募るのを感じました。そうはいっても仕事をするにしても何から始めたらいいのか、そもそも何がしたいのかわからない…そんな思いをもつ中で、一年後、ずっと頭の片隅にあったHCの募集を再び見つけた時、やっぱり「縁」があったのだと感じました。今度は迷わず受講、こうして、最初の一歩を踏み出したのです。

【受講中】
HCでの学びは、知識やスキルを身につけるだけでなく、自分自身を発見していく過程でもありました。新しい視点にふれ、自分を深く見つめ直すという作業を何度も何度も繰り返す中で、漠然とした再就職したいという気持ちが、「私はやっぱり仕事をするのが好き。仕事をしてこそ私!」という強い思いへと変化しました。そして、もともと教育関連の出版社で勤務していたこともあって教育への関心が高いことを自覚し、教育関連の仕事で再就職しようという意志を固めていきました。
とはいえ、受講中、決して順調に前へ前へと突き進むことができたわけではありません。受講も半ばを過ぎた頃に、闘病中の親のことや、幼い娘のことで何かと心配なことが重なり、またいずれは転勤で関西から離れるであろうことも気にかかり、自分の気持ちばかりを推して、このまま就職することが本当によいのか思い悩む時期が続きました。
 しかしそれを乗り越え、前に進もうと思えたのは、多くの人たちが私を支えて下さっている、と感じたからです。中でも共に学ぶHCの仲間の存在は大きく、それぞれの道に向かってチャレンジしている姿に刺激を受け、共に励ましあい、時に相談にのってもらいました。今でもHCの仲間は私にとっての宝物です。また、授業はもとよりあらゆる場面で感じた「働きたい女性を支援したい」という先生方やスタッフの方の溢れんばかりの熱意、それが私の気持ちを奮い立たせてくれました。そして、何かと協力してくれた夫、幼稚園の延長保育で頑張ってくれた娘、預け先に困った時に快く引き受け応援の言葉をかけてくれたママ友達…、本当に多くの人に支えられました。
そして無事HCの終了式を迎えた時に感じたこと、それは多くの方への感謝の気持ちと、この感謝の気持ちを、HCでの学びを活かして社会の一員として再び働くことで返したいという決意でした。

【就職・現在】
再就職にあたって教育に関わる仕事をという決意はできたものの、そこから先の仕事の具体的なイメージなかなか固まらず、試行錯誤が続きました。
しかし不思議なもので、求め続けていると、何かしらの出会いやきっかけがやってくるものです。私にとってそれは、ふと浮かんだ「コンサルティング」という言葉でした。結果的に、この言葉をきっかけに教育分野でのコンサルティングを業務とする会社を見つけ出し、思い切ってアプローチをした結果、就職へと結びつきました。
現在勤務する会社では、CSRの一環として次世代育成のために学校教育支援を行う企業へのコンサルティングを業務の一つとしており、私は、企業が学校に提供する教育プログラムの企画や、教材の制作を主に担当しています。企業の方にお話を伺って教材の企画や制作をしたり、時には小学校や中学校を訪問し授業を見学させていただくこともあります。初めての転職経験で、当初惑うこともありましたが、上司や同僚の方の教育にかける熱い思いに日々刺激を受け、温かく指導していただきながら業務を進めています。就職して2年が過ぎましたが、常にチャレンジできる職場で仕事ができることを、幸いに思います

【働きたい女性へのメッセージ】
女性が再び働こうと思うと、家庭のことや、年齢のこと、これまでの経験などさまざまな制約を感じることがあるかと思います。しかし、それを理由にとどまるのではなく、とにかく一歩踏み出すことです。自分では解決できなくても、他の人の力を借りたり、時間が経つことで状況が変化することもあります。また、自分自身の見方を変えることで、「制約」と思っていたものが実はそうではないと気づくこともあります。
一歩踏み出せば、きっと出会いがあります。そしてその出会いへの感謝の気持ちを大切に。きっとそれがさらなる一歩へと導いてくれることでしょう。

okada-san.jpg                     第3期生謝恩会

ページ上部へ戻る