2026/2/12

経営戦略 2(加藤 敬太)

「本講座の最終目標は、「経営戦略」の基本的な考え方の理解を深めていただき、受講生の皆さまの実践現場に応用する力を養っていただけるようになることです。そのためには、急がば回れ、マネジメント理論の基本からの学びが肝心となります。本講座では、経営戦略の考え方を理解するうえで不可欠なマネジメント理論の基本的な学説を歴史発展の時系列を追って解説していきます。マネジメント理論の登場から、経営戦略の理論が加わった背景、内容、そして新しい経営戦略の在り方などを扱っていく予定です。少し欲張りな内容ですが、マネジメント理論の中に経営戦略を位置づけて理解することは、企業経営(組織経営)のファンデーション(理論的基盤)になることと信じています。

 講師

加藤 敬太

大阪公立大学大学院 都市経営研究科 都市経営専攻 准教授

兵庫県芦屋市生まれ。大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経営学・大阪大学)。小樽商科大学商学部教授、The University of Melbourne Center for Asian Business and Economics客員研究員、一橋大学イノベーション研究センター客員研究員、埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授などを経て、2025年4月より現職。
専門は経営学、経営戦略論、経営組織論。これまで、老舗企業、ファミリービジネス、地域企業へのフィールドワークに基づく事例研究を多数発表してきた。近年の研究テーマとしては、組織美学という世界的に新しい理論分野に取り組む。 北海道庁委員、札幌商工会議所委員、さっぽろ産業振興財団委員、文部科学省委員などを歴任。EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー北海道地区大会には2013年度の開始時点から推薦部会の委員として現在も参加。また、農業ベンチャー企業、医療法人の経営アドバイザーも務める。
著書に『グローバリズムと北海道経済』(分担執筆、ナカニシヤ出版)、『表象の組織論』(分担執筆、中央経済社)、『新しいビジネスをつくる』(分担執筆、碩学舎)、『学史から学ぶ経営戦略』(分担執筆、文眞堂)、『組織論レビューⅣ』(分担執筆、白桃書房)、『日本のファミリービジネス〔第2版〕』(分担執筆、中央経済社)。訳書に『組織論のエッセンス』(M. J. Hatch著、共訳、同文舘出版)がある。

 受講をお勧めしたい方

・経営戦略に関するベーシックな知識を得たいと考えている方
・経営戦略の理論を実践に応用するスキルを養いたい方
・今後、経営戦略の立案、策定、実行に携わりたいと考えている方
・ビジネススクールへの入学を考えている方

 受講に必要な知識・実務経験

・特に必要な知識はありません

 カリキュラム

第1回 オリエンテーションとマネジメント理論の登場
2026年10月26日(月) 18:30~21:30 オンライン
初回は、本講座のオリエンテーションとして、ビジネスパーソンの皆さまにとってマネジメント理論を学ぶ意義を示します。何より、皆さまの実践現場での発想力が深くなることが大切と考えております。担当者は「発想の経営学」と呼んでます。次に、私たち人間社会にマネジメント理論が登場したと言われるF. W. テイラーの「科学的管理法」を学びます。経営戦略の理解にも欠かせない古典学説です。

第2回 組織の定義と意思決定の科学
2026年11月2日(月) 18:30~21:30 オンライン
戦後の高度経済成長を支えたマネジメント理論の中心を担ってきた近代組織論を学びます。まず、C. I. バーナードの「組織の定義」を扱います。組織というのは、概念上、私たちはどのように捉えればいいものなのか、バーナードの理論から知見を得ています。近年、盛んな理念経営やパーパス経営にもつながる考え方です。そのうえで、ノーベル経済学賞を受賞したH. A. サイモンの意思決定の科学を学びます。こちらは、経営戦略の登場(戦略的意思決定論)に直結する古典学説です。

第3回 経営戦略理論の登場と戦略のプロセス論
2026年11月9日(月) 18:30~21:30 オンライン
今回は、いよいよ経営戦略の議論が本格的に登場します。初期の経営戦略は、戦略的意思決定の議論が中心となりました。そこでは、意思決定を補完する分析ツールが多く登場します。しかし、経営の実践では、一度、戦略意思決定すれば将来の経営の成長が無条件に保障されるわけではありません。実践プロセスの中身がとても重要になります。経営戦略の大家であるH. ミンツバーグの戦略のプロセス論の議論を軸に、環境概念、ドメイン経営、資源ベース理論などなど学びを深めていきます。

第4回 新しい経営戦略の考え方
2026年11月16日(月) 18:30~21:30 オンライン
最終回は、経営戦略の応用の議論をいくつか紹介して締め括りとします。前半、組織文化と経営戦略に関して学びます。近年、マネジメント理論において組織のソフトな側面への注目度が増しています。その代表格が組織文化理論です。後半は、組織美学というマネジメント理論では世界的にも新しい分野について紹介します。これは、担当者の研究テーマです。経営戦略の研究を発展させることで組織美学の研究に至った背景を含めて、老舗、伝統工芸、テレビ局、電鉄、プロ野球などの事例を踏まえて解説します。

 受講料振込について

・受講費用はいずれの講座も22,000円です。
・講座開始1週間前以降、申込取りやめによる返金はいたしかねます。
受講料振込方法・振込用紙(22,000円)(PDF:307KB)(振込用紙は4月1日以降に掲載します。)
※3月末までに申し込まれた方は、4月1日以降に受講料振込の案内を、お申込時にご登録いただいたメールアドレス宛にお送りします。

☆2講座目以降受講の方への受講特典!☆

・2025年度、または2026年度に経営戦略講座にて2講座以上受講された場合の2講座目以降の受講費用は20,000円となります。
・申込フォーム通信欄に以前に受講した講座名を記入してください。
受講料振込方法・振込用紙(20,000円)(PDF:307KB)(振込用紙は4月1日以降に掲載します。)
※3月末までに申し込まれた方は、4月1日以降に受講料振込の案内を、お申込時にご登録いただいたメールアドレス宛にお送りします。

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