2025/9/12
医療キュレーター実践会では、狭義の医療に囚われず広くヘルスケアに関わるテーマを、医療従事者とそうでない人が混じり合いながら、学び、考え、学びを実践する取り組みを行なっています。
今回は、issue+design様主催“「認知症世界の歩き方」 実践(対話&デザイン)ワークショップin大阪“の共催パートナーとして、梅田キャンパスで開催いたしました。
医療キュレーター実践会のメンバー以外にも、一般のPRをご覧になって来られた方も含め計49名もの多くの方にご参加いただきました。参加者には、医療・介護に従事されている方、認知症のご家族を介護されている方、高齢のお母さまと一緒に参加された方、中学生の娘さまと一緒に参加いただいたご家族など、組織の垣根を超えた様々な方にお集まりいただきました。

「認知症世界の歩き方」ワークショップのユニークなところは、認知症当事者100名のインタビューに基づき、認知症の方の世界の見え方・感じ方を「認知症世界」という“ちょっと不思議な世界”と表現されていることです。
そして「認知症世界を一緒に探検すること」で、対話と想像力とデザインを通して解決策を考える力を身につけよう、というプログラムです。
今回、ファシリテーターを務めてくださったのはissue+designの藤田智絵さん。

はじめに認知症について解説いただき、認知症の理解を進める上で大切なことは「アブダクション(仮説推論)」、ある前提となる事実からその事実を説明づける仮説として導く推論の方法でデザイン思考の基本となる思考法、と教えていただきました。
そして、いよいよ、動画を見ながら主人公の旅人くんと一緒に“認知症世界”を探検します。
その後、認知症当事者の方の1つエピソードについて、どういった認知機能障害が影響しているのか、グループのみなさんとカードを使って推理しました。

次に、そのバリアを乗り越えるためにどんなアクションが効果的か、カードを使ってアイデア出しをします。


藤田さんの解説を聞いて、新たな気づきを得た皆さんから「わ~!そっか~!」と思わず声が出ます。
次のステップでは、暮らしの一場面のイラストを題材に、認知症の方がどういった不安や使いづらさを感じるかを探し、デザインで解決する視点を学びます。これまでのワークで認知症世界の視点を得たみなさんはどんどん意見を出し合います。


最後は感想共有とありがとうメッセージ交換タイム。気づきや感想を語り合うみなさんで大いに盛り上がりました。


終了後の懇親会では、ご自身の仕事や活動、介護の現状など、自由に意見交換をしました。介護従事者の方とご家族の介護をされている方が語り合ったり、認知症を知ってもらうきっかけづくりとしてオレンジの花を植える活動をされている方がいたり、新たな出会いのきっかけになりました。
「共感的理解」はコミュニケーションの基本だと言われますが、「認知症世界の歩き方」を通して認知症当事者の方への「共感的理解」が促進できると感じました。ワークショップをきっかけに、双方向のコミュニケーションが進み、「認知症世界」でもより暮らしやすく、安心できる環境づくりが実現できるのではないかと思いました。
最後に、組織の枠にとらわれずコラボレーションする場を持たせていただいた医療キュレーター実践会の存在にも感謝いたします。
新たな交流が起こり価値が生まれるきっかけづくりの在り方を考えさせられる良い機会となりました。

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