日本の中小企業は現在、構造的人口減少、地域間格差の拡大に伴う人手不足、メガコンペティションの激化、人工知能などの情報処理技術の急速な発展、後継者不足など、これまでに経験したことのないような劇的な経営環境の変化の中にあり、根本的な経営戦略の転換が求められています。このような劇的な経営環境の変化に対応するためには、理論に基づいた高度な専門的知識と実践的なマネジメント能力を兼ね備えた経営プロフェッショナル人材の育成が喫緊の課題です。
そこで、本研究科は、長年培ってきた理論と実践力を兼ね備えたプロフェッショナル経営人材教育の実績を活かし、中小企業経営における的確な現状把握、特性把握に基づいて戦略的な経営課題を発見し、その課題解決に臨むことができると同時に、経営のプロフェッショナルとして、常識にとらわれず新しい「異質」のものを創造し、イノベーションをもたらすことができる経営コンサルタントの育成を目指します。